昨日は病院で診察を受けて帰宅したら疲れて眠ってしまったりしていたので、またも記事を書くのが遅くなってしまいましたが、先日のコンサドーレ札幌の試合の感想です。
それ以前の問題も多々あるのだがw、シュートが枠に飛ばないと得点はまず入らない、得点を決めるべきときに決めないと試合の流れが対戦相手に傾いてしまう、そんなサッカーの常識を再確認させられた試合だった。
札幌はスタメンは同じだが、何故か左右のSH・SBを入れ替えるというフォーメーションで試合に臨む。これが結果的に裏目に出たか。
前半の序盤こそ札幌がボールを保持して攻め込む場面が多く、征也のポスト直撃の惜しいシュートなどがあったが、中盤でのパスミスが目立ち始めると試合は岐阜のペースになる。札幌は攻め込まれてディフェンスラインをずるずると下げられ、GK高原を中心に必死に守ってボールをクリアするが、札幌の選手全体が下がってしまっているのでクリアボールをことごとく岐阜に拾われて2次攻撃に繋げられてしまうという悪循環に陥ってしまった。それでもなんとか前半は無失点で切り抜ける。
後半も状況は変わらず、結局CKから岐阜の高さに負けて失点してしまう。ここで札幌は内村に代えて砂川を投入する。砂川が中盤である程度自由に動き回りつつボールをキープすることによって、札幌のポゼッションサッカーが機能し始め、試合の主導権をようやく取り返すが、パスミスに加えてシュートがゴールの枠に飛ばないこともあって得点には至らない。後半残り10分というところで、石崎監督は上里と中山を投入し、3バックにしてなんとか追いつこうとしたが、これが裏目に出て、またも岐阜のCKからミドルシュートを決められて失点してしまう。さらにCBの石川が負傷退場するというアクシデントもあり、前掛りになっていた札幌の裏を取られて3失点目を食らって万事休す。そのまま試合は0-3で札幌の完敗に終わった。
敗因は最初に書いた決定力不足もあるが、ボールの競り合いで岐阜の選手に負けることが多かったこと、中盤でのミスが多かったことも大きい。試合開始時の気温が17度という、今の札幌では考えられない快適な温度で、札幌の選手がなんとなく集中力を欠いたまま試合に入ってしまったのかなぁ、という感じがする。2連勝していて少し油断していた部分もあったのかもしれない。
あえて札幌を擁護するならば、試合会場の岐阜メモリアルセンター長良川競技場が改修中でピッチが凸凹だらけで、それでなくてもミスの多いw札幌のパスワークにさらにミスが増えてしまったのが不運だった。まあこれは岐阜も条件は同じだし、プロなんだからいい訳にもならないが。
とりあえず負傷退場した石川が、心配された骨折ではなく、打撲だったのが不幸中の幸いだった。
次は現在首位の柏レイソル戦だ。このままずるずる順位を下げるか、それとも昇格戦線に踏みとどまる希望を残せるか、早くも正念場を迎えることになったなぁ。
これまでの試合の感想は以下の「
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節 | 対戦チーム | Home or Away | スコア | 得点者(札幌のみ) |
01節 | サガン鳥栖 | (A) | 1-1 | 藤田征也 |
02節 | アビスパ福岡 | (H) | 0-3 | なし |
03節 | 栃木SC | (A) | 1-0 | 内村圭宏 |
04節 | ファジアーノ岡山 | (H) | 2-0 | 近藤祐介2 |
2010-04-06 14:15
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コメント(2)
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またも残念な試合ですね。
悪いところ、うまくいかないところが
重なってしまった感じに見えました。
by nov (2010-04-07 16:33)
nov さま、nice!&コメントありがとうございました。
> またも残念な試合ですね。
全く残念な試合でした。
札幌は宮の沢にしろドームにしろ、ピッチ状態がよいところで練習しているから、ああいう凸凹で砂ぼこりが舞うようなピッチではプレイするのは難しかったでしょうが・・・
若い選手が多いとはいえ、ひ弱で経験不足なのは否めませんね。
by アリア・ポコテン (2010-04-08 11:29)